従業員の安全意識と緊急時の対応力を高める取り組みの一環として、管理部、営業部、輸送安全課の管理職4名が東京消防庁主催の「上級救命講習」を受講しました。

東京消防庁が主催する上級救命講習は、約8時間にわたって行われる一日がかりの講習です。成人だけでなく、小児や乳児に対する心肺蘇生法をはじめ、AED(自動体外式除細動器)の使用方法、気道に異物が詰まった際の除去方法、止血、骨折や火傷の手当、熱中症への対応、傷病者の管理や搬送方法など、幅広い救命・応急手当について実践的に学びました。

心肺蘇生法の実習では、傷病者の反応や呼吸の確認、周囲への協力要請、胸骨圧迫、AEDの装着・操作まで、救急隊へ引き継ぐことを想定した一連の流れを確認しました。成人・小児・乳児では、胸骨圧迫の方法や力加減などが異なるため、それぞれの身体的な特徴を踏まえながら、適切に対応するための知識と技術を身につけました。

また、止血や骨折の手当に関する実習では、受講者同士で実際に包帯を巻き、出血箇所や負傷の状態に応じた応急処置の方法を学びました。説明を聞くだけでなく、自分の手で処置を行い、相手の状態を確認しながら進めることで、包帯の適切な巻き方や固定方法、負傷者に配慮した声かけの重要性についても理解を深めることができました。

物流業界では、車両の運行中や荷物の積み卸し作業中、営業所や倉庫内など、さまざまな場所で不測の事態が発生する可能性があります。万が一、事故や急病人が発生した際には、その場に居合わせた人の迅速な判断と初期対応が、傷病者の命やその後の回復に大きく関わります。特に、従業員の安全管理や事故防止を担う管理部と輸送安全課にとって、救命・応急手当の知識を身につけることは、安全な職場環境を支えるうえで非常に重要です。

ファースト運輸は、従業員一人ひとりが安心して働ける会社であるために、設備面の充実だけでなく、安全に関する教育や研修にも力を入れています。今後も、部署や役職の垣根を越えて安全への意識を共有し、社員とその家族、お客様、そして地域の皆様から信頼していただける企業を目指してまいります。